上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ドクターアッシュの顎関節治療は2本の柱があります。

1.今、あなたが困っている症状を改善する治療(対症療法)
  マニュアルメディスンを発展させ、骨格や筋肉にアプローチする治療法です。
  症状をとるための治療で、医師が担当します。

2.顎関節症を再発させないための治療・カウンセリング(原因療法)
  いくら症状がとれても、原因が取り除かれなければ再発のリスクが高まります。
  わたし(歯科医)が原因を探り、改善するための具体的な方法をお伝えします。

対症療法だけでは再発することが多いでしょう。
原因療法だけでは症状の改善に時間がかかります。
顎関節治療にはどちらも大切なのです。


【ドクターアッシュの最新顎関節症理論】
  ブログでは紹介しきれないもっと詳しい理論をこちらのPDFファイルにまとめました。
  少し専門的な内容ですが、顎関節症の病因や治療法がおわかりになると思います。

【ドクターアッシュの顎関節症専門外来】
  また、この理論に基づきこちらの顎関節症外来で診療しております。
  この専門外来は、医者と連携し、整形外科的なアプローチを融合させた診療です。
  初回は健康保険内で診察しておりますので、お困りの方はご連絡ください。  


~~更新記録~~

2008年11月5日
  ブログ「誰も知らない顎関節症の真実」のお引越しが完了しました。
  みなさま、よろしくお願いいたします。

2008年11月11日
  mixiを始めました。ニックネームは「顎関節症バスター」です。
  よろしければ、足跡帳の書き込みやマイミクのご申請など、よろしくお願いいたします。

2009年1月10日
  左のカラムにメッセージボックスを追加しました。
  ここから送信して頂くと、ドクターアッシュにメールが届きます。
  多忙につき、お返事はお約束できませんが、
  ご質問やご要望にはなるべくお答えするつもりです。


スポンサーサイト
2009.09.29



2009.05.10 「未病」
病気(異常)と健康(正常)は白黒はっきり区別できるものではありません。

元気モリモリを100、死ぬ直前を0とすると、
70~100くらいが健康、0~30くらいが病気でしょうか。
この30~70の間はグレーゾーンの状態と言えます。

病気でも健康でもない状態、
病気ではないけれど、どこか(どことなく)調子が良くない状態です。

これを東洋医学では

  「未病」

などとも言います。
最近は漢方やサプリメントのCMでもこの言葉を遣っているので、
お聞きになったことがあるかも知れませんね。

たとえば、肩こり、四十肩、慢性的な疲れ、
冷え性、乾燥肌、気分の落ち込みなどです。

こういったことは体の一部分が極端に悪くなっているというより、
全身的な不調が弱い部分に症状なって出てきたと考えられるでしょう。

このような「全身的な不調」が原因の場合、
伝統的な細分化され、特化された医療では治すことが難しいのです。


今日は医療の話を。

医療(西洋医学)は細分化・特化の歴史です。

脳、鼻・耳・のど、消化器、呼吸器、循環器、精神、特定の病気など、
特定の領域のスペシャリストになります。
今の医療は複雑になりすぎているため、
一つの分野を極めるのに何年(何十年)もかかります。
歯科ですら、外科、虫歯、歯周病、入れ歯、矯正など、細分化されています。

「複雑になりすぎている」のは決して悪いことではありません。
人類は、医療を細分化・特化させることにより、
それまで治せなかった病気を克服してきました。


しかし、同時に細分化・特化することによる弊害もあります。

インドの寓話に「群盲、象を撫でる」というものがあります。
(「適切でない表現」があるかも知れません。ご容赦ください)

 何人かの盲人が象をさわった。
 一人は象の耳にさわって言った。「象は大きなうちわのようだ」
 別の人は象の足にふれて言った。「象は太い柱のようだ」
 また象の鼻にふれた人は「象は太いこん棒のようだ」と言った。
 象の腹にふれた人は「象は大きな壷のようだ」と言った。


いかがですか。

どの人の印象も、間違っているとも正しいとも言えませんね。
これが、細分化・特化の医学の弊害ではないでしょうか。

つまり

  全身的に(全人的に)診る能力が弱くなった

ことです(もちろん私も含め)。

何度も書きますが、
医療が細分化・特化することは決して悪いことではありません。
今の医療がここまで進歩したのは、細分化・特化によるものです。

これは疑う余地のないことです。

ただ、スペシャリストになりすぎたがために、
患者の体(あるいは患者その人)が
見えにくくなってしまっている
ように思えてなりません。


顎関節症を治すのに矯正を勧められることがあります。

「顎がズレているから矯正をしましょう」と言われるそうです。
オペを勧められた患者さんも少なからずいます。

矯正や手術をすると顎関節症が良くなるのでしょうか。

まず、矯正をする前に疑問に思って頂きたいことがあります。

  顎がズレていなければと顎関節症にならないのか?
  それ以前に「顎がズレる」とはどんなことなのか?
  美しい歯並びなら顎関節症にならないのか?


顎関節症の構造のお話で書きましたが、人間の顎はズレるものです。
左右に動かせば顎はズレますね。
大きく開けるときは軸がお皿からはずれます。
また、レントゲン写真を撮るときの位置でズレて写ることもあります。
あるいはX線が斜めに当たればズレて見えるかもしれません。

顎関節が左右非対称だと、顎関節症のリスクにはなるかもしれません。
ただ、成長の過程で非対称になったのであれば、
体の適応変化だと考えることもできます。

また、顎関節症は多くのリスクが積み木のように積み上がって発症します。
オペをする前に除くべき大きな「積み木」があるのではないでしょうか。

  *「非対称になってきている」場合は問題です。
  *つまり、顎関節の変形が進行している場合です。

美しい歯並びなら顎関節症にならないのでしょうか。
芸能人は、職業柄、理想的な歯並びの方が一般の人より多いです。
しかし、先日の記事でご紹介をしたとおり、顎関節症になる人も多いように感じます。

矯正治療を否定するものではありません。
ただ、矯正をするのであれば、顎関節症の治療ではなく、
単純に歯並びを良くすることを目的にするべき
だと思うのです。


WBC、世界一ですね。ガチンコ勝負はやはり面白い。
私はたまたま仕事が休みで、リアルタイムで観戦(テレビで)できたのですが、
決勝の韓国戦は力が入ってしまいました。

力が入ると思わず、グッとかんでしまいますね・・・。
あなたはどうでしたか?


さて、矯正と咬み合わせについて。

矯正はミリ単位やセンチ単位で歯を動かすことはできますが、
数十ミクロン単位で歯を並べることはできません。

矯正で咬み合わせが改善するのは、
ミリやセンチで咬み合わせがズレている症例です。

ミリやセンチでズレている症例とは

  「イ~」っとやると上下の前歯に隙間がある
  奥歯が「山」と「山」で咬んでいる
  重度の受け口や出っ歯


などです。
こういった方は、手術が必要な場合が多々あります。

このように、手術が必要なほど、咬み合わせからズレている場合、
難しい表現を遣うと、「骨格的な大きさに問題がある」場合、
矯正治療のビフォーとアフターで咬み合わせが改善する可能性があります。

しかし、一般的には、永久歯が生えてくるときにそれなりに咬むように並びますし、
長年、歯を使っているうちにうまく咬むようになります。
八重歯や前歯の凸凹程度でしたら、こちらのケースです。

こういった方が矯正をして良くなるのは、
歯並び(見た目)であって咬み合わせではありません。


誤解を恐れずに書けば、

  「矯正で咬み合わせを治せる」という表現は危うい

と思います。

ま、顎関節症と咬み合わせはほとんど関係ありませんが。


顎関節症の治療で矯正をする方も多いように見受けられます。

しばらくは「矯正とは何か」「矯正と咬み合わせ」についてお話します。

まずは矯正と詰め物やかぶせ物の治療の違いについて説明しましょう。

矯正は、ミリ単位・・・ときにはセンチ単位で歯を動かしますす。
一方、詰め物やかぶせ物などの一般歯科は、数十ミクロンの仕事です。

  矯正治療=ミリ(センチ)
  一般的な歯科治療=数十ミクロン

矯正は大きく歯を動かすことはできますが、
数十ミクロン単位で歯を並べることはできません。

一般歯科は細かな咬み合わせを調節できますが、
ミリやセンチといった仕事はできません。


よく、歯科治療、咬み合わせの治療として
一緒くたに語られますが、まったく異なるものです。

どちらが優れているとか劣っているとか、そういったことではありません。
単純に「対象とする分野が違う」のです。


芸能人やミュージシャンには顎関節症の方が多いのでしょうか。

記憶に新しいのは、松浦亜弥さん。
2006年に同じく顎関節症でコンサートを中止。
その後、テレビでもあまり見かけず、淋しいですね。

他にも、森高千里さんが1994年に顎関節症で同じくコンサートを中止。
牧瀬里穂さんは顎関節症で矯正治療中とか。
Kinki Kidsの堂本光一さんは小さい頃から顎関節症だそうです。

常に人目にさらされる仕事。
緊張の持続を強いられる仕事。
多忙(おそらく)、人間関係のストレス(おそらく)、不規則な生活。

考えてみれば、リスクを平均的な人よりたくさん抱えています。
さらに、歌うことが仕事なら、顎を酷使せざるを得ません。


顎関節症が多いのもうなずけます。

私たちの顎関節症外来にも、
音楽関係の仕事をなさっている方がよく見えます。
今、治療に通って頂いている方も半分くらいは音楽関係です。

みなさんが同じように訴えるのは、

  練習のあと、オーディションや大きなライブの前、
  あるいは忙しくなってくると症状(特に痛み)が強くなる


ということです。

これは顎関節症の典型的な経過です。
したがって、正しい治療を受け、正しい知識を持てば、
予防するのはそれほど難しいことではありません。

音楽家の方には、是非、顎関節症を治して頂き、
私たちを楽しませて欲しいと思います。


わたしも人間ですから、顎関節が痛くなることがあります。
患者さんはこの何倍も苦しんでいるに違いない・・・。

ですから、痛い、つらい・・・お察しします。

ただ、

「動かさない関節は、ますます動かなくなる・痛くなる」

のです。

ですから、痛くても恐くても、
どこかで思い切って動かしてみる必要があります。

  *これは「痛くて開かない」顎関節症に限ります。
  *また、程度にもよります。
  *さらに、正しい方法で行わなければなりません。
  *絶対に、ご自身の判断や独自の方法ではなさらないでください。
  *場合によっては症状が悪化することもあります。


使っていない関節や筋肉を動かすのですから、
当然ですが、最初は痛みます。


ストレッチ、リハビリだと思ってください。
ストレッチもリハビリも、痛くないところでやっていても、
効果がありませんよね。

骨が折れたり、筋肉が切れたりすることはないかと
質問をされることもありますが、大丈夫です。
歯医者は、患者さんの体を壊すようなことはいたしませんよ(笑)。


前回、腕の骨折を例にとって、
使わない関節がどうなるかというお話をしました。

顎関節も関節です。
基本的には腕の関節と大差ありません。

「顎関節が痛い」、「口を開けるのが恐い」と、
口を開けないままでいるのは、
腕をギプスで固定しているのとまさに同じ状態
です。

使わない関節は、代謝が悪くなり、
動かなく、痛くなる
ことは、お話ししました。

本来ならもっと開く能力のある顎関節なのに、
あなた自身で顎関節の動きを制限してしまうと、
ますます動かなくなりますし、動かすと痛むようになります。


たとえば、構造的には50mm開くはずの顎関節を
35mm程度しか使わなかったとしましょう。
これを長期間続けると、35mm以上開けると痛くなります。
痛いからとさらに開ける量を制限すると、
30mm、25mm、20mmと開かなくなります。

わたしたちの顎関節外来には、
「だんだん痛くなってきたし、開けられなくなってきた」
という患者さんが多く来院しますが、
症状が悪化するのは、このようなメカニズムです。

つまり、

  「痛いから開かない」のではなく
  「開けないからかえって痛くなる」


のです。


今までは「ひっかかって開けられない」タイプの顎関節症のお話でした。

これは

  1. 関節円板が前に落ちてしまって、
  2. 関節の軸の動きを邪魔して開けられなくなっている

というものでした。

今日は、開けられない(開口障害)のもう一つのタイプである
「痛くて開けられない」「痛みが恐くて開けられない」
顎関節症についてお話しします。

突然ですが、あなたは骨折したことはありますか?

腕をギプスでしばらくつったところを想像してください。
骨折が治ってギプスがとれました。
その日から以前のように腕を動かすことができるでしょうか。

・・・できませんよね。

腕はある程度までしか曲がらなくなっているはずです。
今までどおりに動かそうとすれば痛いはずです。

決して腕の関節がおかしくなってしまったのではありません。
使わない関節は、代謝が悪くなります。
そうすると、動かなくなりますし、痛くもなります。


顎関節にも同じことが言えます。


口が開かない(開けにくい)タイプの顎関節症を根本的に解決するには、
落ちてしまった関節円板を何とかしなければなりません。

関節円板を動かしてしまう原因は、
まずは、日常的に顎の筋肉を使う習慣が挙げられます。
関節円板は顎関節の軸にゆるやかにしか着いていないので、
余計な力がかかると落ちやすくなります。

TMJ-teni
出典:顎関節症はこわくないtmd

また、顔や首の骨(主に頚椎の上部)が、
回転していたりズレていたりすると、顎関節に負担がかかり、
関節円板が落ちてしまう危険性が高くなります。

つまり、こういったことを解決しなければ、
一時的にロックを解除できても、
しばらくすると開けにくくなってしまう可能性が高いのです。

開口障害の根本的な解決法は、
やはり、悪い習慣と骨格的なトラブルを改善することです。


前回、お話したロックの解除方法は、あなた自身でできます。
ただ、急場しのぎのもので、根本的な解決にはなっていません。

「口がひっかかって開かない・開けにくい」ことの本質は、
関節円板が前に落ちてしまっていること
でした。

lock ←クリックすると大きな画像が開きます
出展:顎関節症はこわくないtmd

根本的に解決するには、この邪魔になっている円板を
何とかしなければなりません。

子供の頃・・・少なくとも幼稚園生や小学生だったときは、
今のように開かない(開けにくい)ことはなかったはずです。

では、なぜ以前はズレていなかった円板が、
今はズレてしまっているのでしょうか。
この原因を探って治さないと、
いつまでもロックの解除を続けなければなりません。

つまり、

  自分でできるロックの解除=対症療法

根本的な解決になっていないのです。

虫歯を削って治しても(対症療法)、
うまく磨けなければ虫歯になるのと同じですね。

わたしたちの最終目標は、
「ロックをしない顎関節になる(する)」こと
です。

次回から開口障害や開口時痛の根本治療についてお話しします。


ななめに開くくらいだったら日常生活にそれほど問題はないかもしれません。
しかし、30mm程度しか開けられないと、食事でも不自由するのではないでしょうか。

このようにロックした顎を開ける方法があります。

一度、顎を前に突き出してください。
わかりやすく言うと、志村けんの「アイ~ン」のポーズです。
shimura

顎を左右に動かしてみるのも効果があります。

そこからゆっくり開いてみてください。
ロックが解除して、開けられるようになると思います。

決して無理に開けないことです。
無理に開けようとすると筋肉が緊張して却って開かなくなりますし、
さらに、関節や筋肉を痛めることもあります。

今の時期はまだ寒いですから、筋肉は緊張し、固くなっています。
朝方は特に筋肉が固くなっていますから、
ほっぺたに蒸しタオルなど温める、マッサージするなどの後に
ロックの解除を試すようにしてください。

少しは開きやすくなりましたでしょうか?


開口障害の典型的な経過をお話ししましょう。

まず、何かのきっかけ(関節に余計な負荷がかかっている場合が多い)で
関節円板が本来の位置より前に移動します。
開くには開きますが、カクンとかポキンとかいった音がなります

関節円板がもっと前に移動すると、邪魔になって開きにくくなります、

顎関節は左右にあります。
どちらか片方の円板だけ前にズレると、口が斜めに開くようになります。
たとえば、右が正常で左がズレている場合、
左だけ引っかかるので、顎が左に寄って開きます。

そして、関節円板がさらに大きくズレると、、開けられなくなります、

さらに、開かない・開けにくい・開けるのが恐いからと開けないでいると、
今度は関節の代謝が悪くなり、、開けるときに痛みが伴う、ようになります。

これが開口障害の一つのパターンです。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。