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顎関節症を治すのに矯正を勧められることがあります。

「顎がズレているから矯正をしましょう」と言われるそうです。
オペを勧められた患者さんも少なからずいます。

矯正や手術をすると顎関節症が良くなるのでしょうか。

まず、矯正をする前に疑問に思って頂きたいことがあります。

  顎がズレていなければと顎関節症にならないのか?
  それ以前に「顎がズレる」とはどんなことなのか?
  美しい歯並びなら顎関節症にならないのか?


顎関節症の構造のお話で書きましたが、人間の顎はズレるものです。
左右に動かせば顎はズレますね。
大きく開けるときは軸がお皿からはずれます。
また、レントゲン写真を撮るときの位置でズレて写ることもあります。
あるいはX線が斜めに当たればズレて見えるかもしれません。

顎関節が左右非対称だと、顎関節症のリスクにはなるかもしれません。
ただ、成長の過程で非対称になったのであれば、
体の適応変化だと考えることもできます。

また、顎関節症は多くのリスクが積み木のように積み上がって発症します。
オペをする前に除くべき大きな「積み木」があるのではないでしょうか。

  *「非対称になってきている」場合は問題です。
  *つまり、顎関節の変形が進行している場合です。

美しい歯並びなら顎関節症にならないのでしょうか。
芸能人は、職業柄、理想的な歯並びの方が一般の人より多いです。
しかし、先日の記事でご紹介をしたとおり、顎関節症になる人も多いように感じます。

矯正治療を否定するものではありません。
ただ、矯正をするのであれば、顎関節症の治療ではなく、
単純に歯並びを良くすることを目的にするべき
だと思うのです。


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私はたまたま仕事が休みで、リアルタイムで観戦(テレビで)できたのですが、
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力が入ると思わず、グッとかんでしまいますね・・・。
あなたはどうでしたか?


さて、矯正と咬み合わせについて。

矯正はミリ単位やセンチ単位で歯を動かすことはできますが、
数十ミクロン単位で歯を並べることはできません。

矯正で咬み合わせが改善するのは、
ミリやセンチで咬み合わせがズレている症例です。

ミリやセンチでズレている症例とは

  「イ~」っとやると上下の前歯に隙間がある
  奥歯が「山」と「山」で咬んでいる
  重度の受け口や出っ歯


などです。
こういった方は、手術が必要な場合が多々あります。

このように、手術が必要なほど、咬み合わせからズレている場合、
難しい表現を遣うと、「骨格的な大きさに問題がある」場合、
矯正治療のビフォーとアフターで咬み合わせが改善する可能性があります。

しかし、一般的には、永久歯が生えてくるときにそれなりに咬むように並びますし、
長年、歯を使っているうちにうまく咬むようになります。
八重歯や前歯の凸凹程度でしたら、こちらのケースです。

こういった方が矯正をして良くなるのは、
歯並び(見た目)であって咬み合わせではありません。


誤解を恐れずに書けば、

  「矯正で咬み合わせを治せる」という表現は危うい

と思います。

ま、顎関節症と咬み合わせはほとんど関係ありませんが。


顎関節症の治療で矯正をする方も多いように見受けられます。

しばらくは「矯正とは何か」「矯正と咬み合わせ」についてお話します。

まずは矯正と詰め物やかぶせ物の治療の違いについて説明しましょう。

矯正は、ミリ単位・・・ときにはセンチ単位で歯を動かしますす。
一方、詰め物やかぶせ物などの一般歯科は、数十ミクロンの仕事です。

  矯正治療=ミリ(センチ)
  一般的な歯科治療=数十ミクロン

矯正は大きく歯を動かすことはできますが、
数十ミクロン単位で歯を並べることはできません。

一般歯科は細かな咬み合わせを調節できますが、
ミリやセンチといった仕事はできません。


よく、歯科治療、咬み合わせの治療として
一緒くたに語られますが、まったく異なるものです。

どちらが優れているとか劣っているとか、そういったことではありません。
単純に「対象とする分野が違う」のです。


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