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ここで、顎関節症の原因のお話をします。

顎関節症を引き起こす原因は一つではありません。
顎関節症の原因はたくさんあることが知られています。

例えば
  ・ストレス
  ・顎の変形
  ・関節円板の変形
  ・リウマチ
  ・物理的な大kな衝撃(ぶつかった、殴られた)
  ・悪い生活習慣
  ・夜間の歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)
  ・力が必要な仕事
など、まだまだあります。

生活習慣も十人十色で、
ガムを良く噛む、吹奏楽をする、ほおづえをつく、スポーツをする
などといった、思いもよらないものが、顎関節症の原因になり得ます。

このように、原因がたくさんあり、複雑に作用しているので、
顎関節症の原因の究明が遅れ、
顎関節症の効果的な治療法も確立しにくいのです。

このたくさんの原因が「つみ木」のように積み上がります。
そして、あなたの体の限界を超えたときに、
「音がする」「痛む」「口が開かない」といった症状として現れるのです。


大事なことなので、もう一度。

顎関節症は「つみ木」です。
原因が「つみ木」のように積みあがって発症します。


では顎関節症を治すにはどうしたらよいでしょうか。
つみ木の数を減らすことです。

そして、効果的に症状をなくす(小さくする)には?
まず大きなつみ木を外すことですね。


「かみ合わせ」が顎に与える影響は、「24時間中の20分」です。
これは大きなつみ木だと思いますか?

それでは次回から、いよいよ、

  「何が大きなつみ木なのか」

つまり、

  「顎関節症を引き起こしている大きな原因は何か」
  「何を改善すると顎関節症が治るのか」


をお話しします。


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咬み合わせの良し悪しは顎関節症とは関係ない
ということをお話ししました。

ここまではっきり言えるのには、もちろん根拠があります。

突然ですが、上下の歯が接触している時間は、
1日24時間のうち、どのくらいあると思いますか?

考えてみてください。








どうですか?
12時間ですか? 4時間ですか? それとも1時間くらいですか?

答えは20分です。たった20分。

少ないと思いましたか?
でも、上下の歯が接触するのは、主に話すときと食べるときです。
食べるときも、ほとんどが上下の歯の間には食べ物がありますので、
歯が触れるのは、かみつぶす(すりつぶす)最後の一瞬だけです。

もちろん、個人差はあります。
ただ、明らかに20分を大幅に超えていると思う人は
顎関節に余計な負担をかけている可能性があります。


「咬み合わせ」とは、
上下の歯が接触して初めて良し悪しが判断できます。

接触しなければ、良いも悪いもありません。

24時間中の20分。
これがどのくらいの影響があるでしょうか。



顎や顎の周辺のトラブルを訴えて歯医者に行くと、
マウスピース治療と並んで多いのが
「咬み合わせが悪いので調整しましょう」という方法です。
これは良くならないばかりか、悪化することもあります。

今日はこの「咬み合わせを調整する」ことの問題点を。

まず、咬み合わせが悪いと顎関節症になるかという点ですが、
結論から書くとこのようになります。

  咬み合わせの良し悪しと顎関節症は
  関連性が極めてうすい


テレビを見ていると、発展途上国には、歯を抜いた(抜けた)まま
放置している人がかなりいることに気づきます。
咬み合わせは悪いですが、顎関節症になっていますか?

逆に、矯正治療をしてお手本のような歯並びの人でも、
顎関節症になる人もいます。
歯が全部なくなった人でも顎関節症になります。

なぜでしょう。

  顎関節症と咬み合わせはほとんど関係ない

からです。

決して突飛な理論ではありません。
もちろん論理的に説明できます。

詳しくは次回以降で。


前回までに、

マウスピースの適応症
  1.夜、寝ている間に、歯ぎしり・くいしばりをしていて、
  2.さらにその力が強すぎて、自分の歯が折れたり欠けたり、
    詰め物、かぶせ物、入れ歯が壊れたりする

マウスピースの使用期間
  概ね1~2ヶ月程度


というお話をしました。

では、マウスピースを長期で使ったときに起こるトラブルについて説明しましょう。

マウスピースを長期で使うと咬み合わせがおかしくなる
可能性があります。

歯は力をかければ動きます。

親知らずに押されて歯並びが悪くなった
歳をとると前歯がすいてくる
矯正治療で歯並びを良くする
などなど、歯が動いている証拠です。

マウスピースは人工的に咬み合わせや咬み合わせの高さを上げる道具です。
人工的に作った咬み合わせが人間の体に良いでしょうか。
想像してください。

使い続けていれば、歯に不自然な力がかかり、動いてしまう可能性があります。
歯が動けば、当然ですが、咬み合わせは悪くなります。

特に日中も使い続けている(ほぼ24時間使っている)場合は要注意です。

実際に、マウスピースを2年間ほぼ24時間使い続けた結果、
前歯が外側に向かって傾斜してしまい(唇側傾斜/フレアアウトなどと言います)、
まったく噛まなくなったという患者さんをみたことがあります。
こうなると、以前の状態に戻すのはかなり難しくなりますね。



とはいえ、私も、

  1.夜、寝ている間に、歯ぎしり・くいしばりをしていて、
  2.さらにその力が強すぎて、自分の歯が折れたり欠けたり、
    詰め物、かぶせ物、入れ歯が壊れたりする

という、マウスピースが適応になる人(ごくわずかですが)には
もちろんマウスピースを作ります。
ただし、基本的に非常に短い期間しか使いません

マウスピースは異物感を感じてこそ効果があるもので、
慣れてしまえばその効果はなくなります。
ですから長期で使ってもあまり意味がないのです。

マウスピースの使用期間は、基本的には1~2ヶ月です。
1~2ヶ月使って効果がなければ、
それ以上使い続けても同じ(=効果がない)と考えています。

医者から処方された薬を3ヶ月飲んで、
効果がなければ止めるか、薬を変えるかしませんか?
同じことですね。

「効果がない」だけならまだ良いのですが、
長期で使い続けたときには顎関節以外にもトラブルを起こすもあります。


今回はマウスピースを作ることの問題点を説明いたします。

顎や顎の周辺のトラブルを訴えて歯医者に行くと、
たいていは「ではマウスピースを作りましょう」ということになります。
そして良くならないことが多いですね。

なぜ良くならないのでしょうか。
前回も簡単にふれましたが、使う目的が違うからです。

結論から書きますが、

マウスピースを使って効果がある(=使う意味がある)のは、
  1.夜、寝ている間に、歯ぎしり・くいしばりをしていて、
  2.さらにその力が強すぎて、自分の歯が折れたり欠けたり、
    詰め物、かぶせ物、入れ歯が壊れたりする
場合
だけです。

マウスピースの適応症はたったこれだけです。
残念ながら、顎関節症の症状を和らげたり、
夜間の歯ぎしり・くいしばりを少なくしたりする効果はありません。


ただし、歯ぎしり・くいしばりが一時的に少なくなる可能性はあります。

マウスピースを口の中に入れると、異物が入って気になります。
ですから、歯ぎしり・くいしばりどころではなくなり、頻度が減るかもしれません。

また、マウスピースを入れるとかみ合わせの高さも変わります。
マウスピースに歯が当たると反射的に口を開けます。
思いがけず硬いものを噛んだときのことを思い出してください。
びっくりしてぱっと口を開けますね。これと同じです。

歯ぎしり・くいしばりが少なくなれば、症状・・・特に痛みは軽減します。

ただ、この効果は一時的なものです。
感覚がマウスピースに慣れてしまえば、歯ぎしり・くいしばりが再発します。
マウスピースの上で、歯ぎしり・くいしばりをするのです。

次回はマウスピースを長期で使ったときの問題点を解説します。


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