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前回、お話したロックの解除方法は、あなた自身でできます。
ただ、急場しのぎのもので、根本的な解決にはなっていません。

「口がひっかかって開かない・開けにくい」ことの本質は、
関節円板が前に落ちてしまっていること
でした。

lock ←クリックすると大きな画像が開きます
出展:顎関節症はこわくないtmd

根本的に解決するには、この邪魔になっている円板を
何とかしなければなりません。

子供の頃・・・少なくとも幼稚園生や小学生だったときは、
今のように開かない(開けにくい)ことはなかったはずです。

では、なぜ以前はズレていなかった円板が、
今はズレてしまっているのでしょうか。
この原因を探って治さないと、
いつまでもロックの解除を続けなければなりません。

つまり、

  自分でできるロックの解除=対症療法

根本的な解決になっていないのです。

虫歯を削って治しても(対症療法)、
うまく磨けなければ虫歯になるのと同じですね。

わたしたちの最終目標は、
「ロックをしない顎関節になる(する)」こと
です。

次回から開口障害や開口時痛の根本治療についてお話しします。


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ななめに開くくらいだったら日常生活にそれほど問題はないかもしれません。
しかし、30mm程度しか開けられないと、食事でも不自由するのではないでしょうか。

このようにロックした顎を開ける方法があります。

一度、顎を前に突き出してください。
わかりやすく言うと、志村けんの「アイ~ン」のポーズです。
shimura

顎を左右に動かしてみるのも効果があります。

そこからゆっくり開いてみてください。
ロックが解除して、開けられるようになると思います。

決して無理に開けないことです。
無理に開けようとすると筋肉が緊張して却って開かなくなりますし、
さらに、関節や筋肉を痛めることもあります。

今の時期はまだ寒いですから、筋肉は緊張し、固くなっています。
朝方は特に筋肉が固くなっていますから、
ほっぺたに蒸しタオルなど温める、マッサージするなどの後に
ロックの解除を試すようにしてください。

少しは開きやすくなりましたでしょうか?


開口障害の典型的な経過をお話ししましょう。

まず、何かのきっかけ(関節に余計な負荷がかかっている場合が多い)で
関節円板が本来の位置より前に移動します。
開くには開きますが、カクンとかポキンとかいった音がなります

関節円板がもっと前に移動すると、邪魔になって開きにくくなります、

顎関節は左右にあります。
どちらか片方の円板だけ前にズレると、口が斜めに開くようになります。
たとえば、右が正常で左がズレている場合、
左だけ引っかかるので、顎が左に寄って開きます。

そして、関節円板がさらに大きくズレると、、開けられなくなります、

さらに、開かない・開けにくい・開けるのが恐いからと開けないでいると、
今度は関節の代謝が悪くなり、、開けるときに痛みが伴う、ようになります。

これが開口障害の一つのパターンです。


関節円板は軸とゆるくしか付いていないので、
前後には動くことができます。
前後に動くことによって、軸がお皿から外れるときの衝撃を緩和します。

しかし、何かの拍子に、前に動いたまま戻らなくなることがあります。

teni
出典:顎関節症はこわくないtmd

こうなると、本来、クッションとして役立つ円板が
軸が前に動くのを邪魔するようになってしまいます。

lock
出典:顎関節症はこわくないtmd

おわかりでしょうか。
軸が円板にひっかかって、前に出てこられなくなりますね。

症状は円板の邪魔する程度によりますが、
少し邪魔になる程度でしたら、口がななめに開きます。
かなり邪魔になると、30mm程度しか開けられず、開口障害となります。


今日は口が開かないタイプの一つ

  開けるときにひっかかって開けられない(開けにくい)

ことについてのお話です。

まず、顎関節の構造について復習しておきましょう。

口を開けるとき、途中までは関節の軸が回転します。
これは腕や脚の関節と全く同じ動きです。
しかしこれだけでは30mm程度しか開けられません。

途中から軸がお皿から外れて前にスライドします。
これで40~50mmまで開きます。

  move ←クリックすると大きな画像が開きます
  出典:顎関節症はこわくないtmd

スライドするときに骨どうしがすれると痛いので、
軸とお皿の間に関節円板という線維のかたまりがあります。
これは腕や脚の関節にある軟骨と違って、
軸にゆるやかにしか付いていません。

  TMJ ←クリックすると大きな画像が開きます
  出典:顎関節症はこわくないtmd

実はこのクッションになるはずの関節円板が
「ひっかかって開かない」原因になっている
のです。


顎関節症の症状の一つに「口が開かない」ということが挙げられます。
専門用語では「開口障害」と言いますが、
しばらくはこの「口が開かない」原因と対策についてお話しします。

口を開けられる量ですが、男性:50mm、女性:45mmです。
平均値ですから、体つきによって開けられる量は異なります。

しかし、いくら個人差があるといっても、30mmくらいしか開かないと
日常生活に支障を来たすようになります。
30mm以下は「ちょうつがい」の運動(=回転運動)だけしかできず、
顎関節特有の「外れて前に出る」動きができなくなっている状態
です。
詳しくは、顎関節の動きを解説したエントリーをご覧ください。

「口が開かない」のにも、いくつかタイプがあります。

1.開けるときにひっかかって開けられない(開けにくい)
2.開けるときに痛みがあるので開けられない
3.ひっかかるし痛みもある


やはりタイプ別に病因と治療法が異なります。
次回から詳しく説明します。


「顎関節症を放置すると、様々な合併症を併発する」
などというウェブサイトや報道を見受けます。
腰痛、肩こりに始まり、高血圧、糖尿病、果てはガンなど。

本当でしょうか?

顎関節症と同時に、
腰、肩、脚、腕などに症状が出ることはあるかもしれません。
これは顎関節症が直接の原因になっているというよりは、
むしろ、ある原因(ひとによって異なります)の一症状が
それぞれ顎や肩や腰に出ているのではないでしょうか。

つまり

  ×顎関節症→腰痛、肩こり、腕や脚の症状

  ○ある原因→顎関節症
        →腰痛
        →肩こり
        →腕や脚の症状


こういった具合ではないかと考えられます。
詳しい話は難しくなりますので、別の機会に書きます。

しかし、高血圧、糖尿病、ガンなどの生活習慣病はどうでしょうか。

クッション(関節円板)のズレと筋肉の過緊張が
顎関節症の主な直接の原因です。
どちらも外科的な問題ですね。
ですから、顎関節症が生活習慣病を引き起こすなどということは
「まずあり得ない」と考えて差し支えない
というのが論理的だと思います。

このブログで繰り返しお伝えしているように、
顎関節症はそれほど恐ろしい病気ではありません。
ほとんどの顎関節症は適切な治療をすれば治ります。



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